こんにちは、資格リッチです。
僕はマネーの会というところのセミナーによく参加するのですが、今月の講師はビックネーム。日本の長期投資ムーブメントの先駆け、さわかみ投信の澤上篤人会長でした。
僕もさわかみ投信の初期の頃、その思想に共感してさわかみファンドを買ってました。いつだったか、別のファンドに乗り換えて今はやってないのですが(ポリポリ)。
講演のテーマは「お金を使う文化で日本再生だ!!」
はじめてお会いする澤上会長は思っていたより小柄で、想像どおりパワフル。2時間、パワポとかは使わずに熱く話しをされました。
「お金を使う文化」というのも、寄付とか消費とかから始まって、最終的に長期投資とさわかみファンドに帰結するきらいがありましたが、それはしょうがないか。
僕的になるほどと思ったのは以下の点。
・日本は発展拡大段階から成熟国型にシフトした。
成長期では直接税でどんどんお金が入ってくるが、成熟経済では入ってこない。
だから間接税に頼らざる得ない。
消費税も10%とは言わず20%くらいになるはず。
政治家がその説明ができてない。
・経済復興の好例はサッチャー(英)、レーガン(米)、シュレーダー(独)。
つまり優れた政治家が1人でれば3年くらいで好転することは可能。
日本だって可能性はある。
・日本の経済(技術?)だって捨てたもんじゃない。
・過去お金を使ったものが現在に活きてる好例が
ノイシュバンシュタイン城(観光収入を200年もたらしている)や
フィレンツェ(メディチ家のメセナの精神がフィレンツェの文化を残した)。
その後、1時間半ほど懇親会にもお付き合いいただき、気さくにいろいろ話していただきました。株価が低迷していた住友金属工業に投資をして会社を支えてあげたときには、あとで従業員から涙を流して感謝されたんだとか。
一緒にいた経済学の教授が綺麗ごとを言っている人は大抵振るわないものなんだが、ちゃんと成績を残しているのが大したもんだ、不思議がるとともに感心していました。
いちサラリーマンでもこんな有名な方に会えるなんて、マネーの会主催の中村さん、すごいなぁ。
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澤上会長の近著
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マネーの会の中村薫さんの本
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